
それでね、いろはちゃん…
って、あれ?

(じーーーーーーーっ)

???…おーい!

あっ、ごめん。

化粧品のポスターに見入ってたの?

そうみたい。
何でかわからないんだけど、気になっちゃって…

なるほど~!
このポスターにはね、多くの人を惹きつける、ある「秘密」が隠されてるよ。

何それ、めっちゃ気になる!
なんだろう…ポスターの女性が超美人だから?

ぶぶーっ!
確かに超美人だけど、正解はその女性の「視線」でした。

視線?

そう、そのポスターに写る女性の視線の先には、商品があるでしょ?

うん、微笑みながら商品を見つめてる…

そう!
だからいろはちゃんは、その視線に釣られるようにポスターの商品に見入っちゃったわけ。
これは自然な人間心理なの。

写真選びって、そんな細かいところまで気にしてるんだね。

人物写真の視線はすごく重要で、実際に視線の先ひとつで見た人の印象は大きく変わるからね。

おもしろいね。
近々自分のサイトに写真を載せようと思ってたところだから、その話もっと詳しく知りたいな。
人物写真は視線まで意識して選んでる?視線の先は高確率で見てもらえる

人物写真の視線が重要って話はしたと思うけど、なんで視線を意識した方が良いかわかる。

それがよくわからないの。教えて〜

ふふっ。答えはシンプルで、視線の先は高確率で見てもらえるからなの。

あぁ、なるほどね。
だから私は、さっきポスターの商品を見てたわけか。

さらにいえば、そのモデルが嬉しそうに商品を見つめていたら、なお良し。

真顔じゃダメなの?

見た人はモデルの表情につられる傾向があるから、モデルが嬉しそうにしていると…
「この商品を手にすると、こんなに嬉しくなれるんだ」って、見た人が良い印象を抱いて行動してくれる確率がアップするよ。

文字だけよりも画像や動画の方がイメージに訴えやすいでも、女性は感情移入して、見たもののイメージを自分に置き換えやすいって言ってたもんね。

覚えててくれたんだね。ありがとう。
もうひとついえば、モデルの視線がカメラ目線になっている写真もアリだね。

へぇ〜、カメラ目線になっている写真はどういう時に選ぶの?

写真やポスターそのものに、注意を集めたいときだね。
眼力の強い美女が、ガッとこっちを見てくるような写真って引き込まれるでしょ?

そういうのあるね。
人物写真の視線って、そんな目的もあったんだ。

人間心理的に、人の視線の先には自然と目がいくようになっているからね。

人物写真の視線って重要だったんだね。
今まで全然意識してなかったよ。

でしょ?
じーーーーーー(いろはちゃんの後ろを見る)

…ちらっ(後ろを振り返る)
あれ、私の後ろに誰かいるの?怖いんだけど~

驚かせちゃってごめんね。
でもほら、私がいろはちゃんの後ろに視線を向けてたら…
いろはちゃんは、無意識に後ろを振り返っちゃったでしょ?

ほんとだ!
どうしても、よこちゃんの視線が気になっちゃって。

だから視線の先に、商品を置いて写真を撮ると、見た人は高確率でその商品に注目してくれるのよ。

無意識に自分の視線までコントロールされちゃうなんて、面白~い。
人物写真の視線ひとつで見た人の反応は大きく変わる

実はさっき話した「モデルの視線の先に商品が写っている写真」は、そこまで有名じゃないモデルの場合に効果的なんだ。

えっ?そうなんだ。
有名な人の場合だと、効果が薄れちゃうの?

というより、有名人やインフルエンサーだったら、良い写真の2番目に挙げた「モデルがカメラ目線で見つめてくる写真」を選んだほうが、力を発揮するよ。

どうしてどうして?

有名人やインフルエンサーの場合は、商品よりもモデルに注目が集まることも多いからね。

なるほどね。
確かに、ファッション雑誌を見ていても、トップモデルほどビシっとカメラ目線なことが多いわ。

その傾向強いよね。
写真と目が合うように撮られた写真は「写真そのもの」に目がいくから…
とにかく広告や写真に、注目させたいって時に有効なんだよ。

まぁでも、有名人をモデルにした写真で、自分の商品やサービスを宣伝するなんて機会はそうそうないだろうね。
現実的に考えて「モデルの視線の先に商品が写っている写真」を選んだほうがよさそうだね。

いろはちゃんが、有名インフルエンサーになっちゃえばいいんじゃない?
そしたら、いろはちゃん自身が広告塔になれるよ。

サラっと言う~!(笑)
人物写真の視線 + 視線の動きまで意識できれば完璧

ここからはちょっと応用編ね。
写真選びで意識するといいポイントは、モデルの視線だけじゃないの。

げげっ、まだあるのね。
私に覚えられるかな~。

大丈夫!
今度は、自分の視線を意識すればいいだけだから。

自分の視線?

そう。
実は、広告・写真・投稿・Webページなどを見るときの順番って、ほとんどの人が同じなの。

うそでしょ?
そんなの1人1人、バラバラじゃないの?

多少の違いはあるけど、ほぼ全員が似たような感じで視線を動かすよ。
例えば、コンビニやスーパーにある陳列棚をイメージしてみて。

うんうん。私は今セブ〇イレブンにいます。

陳列棚を見るときって、左上から右上へ、左下から右下へとアルファベットのZを書くように視線が動くでしょ?

ぎくっ!

人の視線ってZ型に動くと言われていて、これを「Zの法則」っていうの。
だからWebサイトもInstagramの投稿も、ほとんどが左から右、上から下へと文字を追うことになるの。

なるほどー!
確かに新聞や本を読む機会が減ったいま、左から右へと文字を読んでいることって多いね。

だから写真やイラスト、ポスターなどは、Zの文字にあわせるように商品の配置を気をつけないといけないの。
どんな写真を選ぶかだけでなく、商品の配置でも、見た人が受け取る印象は大きく変わってくるからね。

写真1枚でも意識を高くして選ばないとダメなんだね。

そうなの。その方が良い結果につながりやすくなるしね。
ちなみに「Zの法則」を最大限生かしたければ、最初に目に入る左上に商品写真を配置。
目が留まる右上、左・右下に、ポイントを置くと、売上アップにつながりやすいよ。

勉強になる〜
それはベストな写真か?お客様ファーストで写真選びをしよう
- 良い写真は、モデルの視線の先に商品が写っている写真
- もう1つの良い写真は、モデルの視線がこちらを直視しているような写真
- 人は相手の視線の先に、自然と目がいくようになっている
- 写真と目が合うように撮られた写真は「写真そのもの」に目がいく
- モデルの視線だけでなく写真の配置や構図、被写体のポーズまで意識すると良い結果が得られやすい

オンライン上でのやりとりでも、まるで実際に対面してお客さまにすすめるかのように…
お客さま目線に立って、ベストな写真を選ぶことが大事なんだね。

私はね、オンライン上とはいっても、写真には人との繋がりを感じさせる力があると思ってるんだ。

うんうん。

だから、画面の前に人がいることまで考えて、対面ビジネスと同じように写真を選ぶの。
そうすればオンラインであっても、リアルな人とのやり取りを感じられるよ。

写真撮るのが上手な人、苦手な人っているけど…
それってセンスだけじゃなくて、見る人のことまで「意識」しているか、いないかにあるのかもね。

そうだね、適当に撮るだけじゃやっぱり伝わりにくいよね。
同じように人物写真も、適当に選ぶんじゃなくて、お客様のことを想って選んでみてね。

よこちゃんのおかげで、私が載せたい写真のイメージが浮かんできたよ~。

それは良かった!
写真選びは、視線まで意識すればいいだけって思えば、そこまでややこしくないでしょ?

うん。
でも人の視線にまでハッキリとした傾向やクセがあるだなんて、ビックリはしたけどね。

常にお客さまファースト、お客さま視線でアクションを起こすよう意識してみようね。
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